環状線を走る車の中では 知らない歌が流れて 今ならこのラブソングにだって 敵わない恋ができそうだよ たどり着いたのは コインパーキングフラップがぶつか る音に 驚いた僕を真顔で見つめるから息が 止まりそうになったよ もうちょっと聞きたいから ボリュームを上げたのは 心が動いた音が聞こえないように 隙間のないキスをしよう 言葉がいらないくらいの 抱き締めたって届かない あなたに 触れたいから 環状線を走る車の様には同じ場所へ 戻っては来れない 大型トラックが横切っていく 度に息を止めて目を閉じてた もうちょっと知りたいからその耳を 塞いだのは 心が動いた音が聞こえて欲しくて 隙間のない恋をしよう 誰にもわからないくらいの キスをしたって 届かないあなたに 触れたいから さらに曇るスモークが朝焼けに白く 染まって 別々の朝を迎える僕らを乗せて車は 勝手に走りだす 好きとは言えない 隙間のないキスをしよう 言葉がいらないくらいの 抱き締めたって届かない あなたに 触れたいから 隙間だらけの僕だから あの日から止まったままの この想いを唇を あなたに 塞いで欲しい