「酸っぱい葡萄? 断じてちゃうねんて 食うて尚、酸いちゅうとんねん」 八起きの慣性で九回転し 厭人がオーバーレブしてる 手間かけて擬態すればする程に 無理が祟って 見つかってしまったんだお前に 教室で謂う所の ワタナベのデフォ 位置に生きていたいのに その嫌い、 本当は気があるんじゃない? ってお前はからかいの巧者 生暖かい眼差しを突っ撥ねようが 熱血漫画さながらゲマインシャフト 仕草で 淡い期待、気を抜くな 他意じゃない? こちとら猜疑心の亡者 いっそシカトしてくれ お前に掻かす寝首の在庫は無いんだ あらゆるを危険と感知して 身動きが取れなくなっていた俺に 「渡ろうと叩いた石橋さえ 渡らへんのかい ほんで数ある 葡萄の品種一切合切全部 自分の舌で味わって言うてる?」 論破の形をした勇気をくれて 厭人がどうやらストールしていく 互いがエゴを出発点に喋るのに 捨て難い折り鶴にも活路を 見出せたり 街を捨てよ、書を読もう推奨の 時代に於ける自然遺産に触れた /で描けるくらい頬が暖かい 無力を無欲としていた傷者は 脳内zip圧縮された本音用の言葉を ぶち撒けていいかって 根負けてしまったんだ 強い気概で気を引けば害じゃない? 押すな押すなは押すなが 多数者ってのに 勇猛果敢に背中を押そうとする お馬鹿さんになら たまたま愛され合う事が貴重なら 擬態が下手な五体に開花した 人に頼る才は受け入れていいのかな 掻かれた寝首の分高くなった 視座で見渡せるのなら世界は 寧ろ怖がらなくてもいいのかな その嫌い、 本当は気があるんじゃない? ってお前にからかいの感謝 脳内一の不細工な本音用の言葉の 熱血漫画さながらゲマインシャフト 仕草に 頭打っておかしくなっちゃったん じゃない? 的な表情のお前は今、被支配者 利他の名付け親は 決まってそれを受け取った側