真夜中の交差点 宙に浮いている昨日 僕の指先をつたって 静かに流れる 愛があるから大丈夫 愛があるから心配ない そうやって綺麗事の隙間を増やした すれ違う息遣いに殺されそうで 渡った横断歩道の白が胸に刺さる 大切にしていた思い出も いつかはいらなくなるだろう 鏡の中で笑う僕が頷いてる すれ違う息遣いに殺されそうで 笑った黒いだけの僕は僕のままだ 深夜二時半公園 赤いブランコが揺れている また明日また明日思い出すのかな また明日愛情に耳を塞ぐのだろう すれ違う息遣いに殺されそうで 横断歩道の向こう側で泣いていた