悲しいことを並べて数えている 何か足りていない気がしてしまう 一つ、二つ誰かに問いかけていく 新しい名前をただただ探している 悲しい言葉を並べて数えている なにか分かる気がして 一つ二つ、蓋を開けてみるけれど 新しい僕はみつからない 誰かのせいにしては、また傷つけて 何も何も無かったように 臆病者が風を吹かせている 夜の海、ずっと遠くに感じていた 夕方、溺れる、愛しい、 寂しさだけが きっと今日が最後になる 夕方、溺れる、エメラルドに乗せ きっと今日が最後 鮮やかなものだけ集めていたい 両手には何も無かっただろう 鮮やかなものだけ集めていたい 隣の芝は枯れてただろう 夕方、溺れる 愛を失くして 夕方、溺れる 叫んで 死んでゆく