胸の底に沈めていた宝箱を 君は何気ない一声でさぐりあてる 翻すつま先の定めた方角へ こだまする冷めない余韻を背負って Emerging oath 今なら言えるよ 騒ぎ出した鼓動は騙せない 募る募る思いを掠める 風は少しまだ冷たくて 何度 夕凪を待っても 思い出になんてできそうもない 深く深く息を吸い込んだら 仰ぐ視線 照準あわせて こんなとこで終われないよ いつの間にかはぐれていた 繋いでいた手 帰り道がわからないように 地図は捨てた あの日 君と見上げていた 世界の入り口に 僕はいまこうして ひとり立っているよ Emerging oath 波打つ心は 誰もあやすことなんてできない 遠く遠く果てない道のりの 不確かさにまかされたなら 野放図な声に手を振って 無謀な理想へ舵を切ろう 強く強く駆け出す力は まだ尽きずに溢れ出すから こんなとこで終われないよ 降り注ぐ日差しのなか 眩しくて先はよく見えないけど 強く強く交わしあった言葉が 今も僕をつなぎとめている Emerging oath 今なら言えるよ 騒ぎ出した鼓動は騙せない 募る募る思いを掠める 風は少しまだ冷たくて 何度 夕凪を待っても 思い出になんてできそうもない いつかいつか 大人びた君の 仰ぐ視線 その先で会おう こんなとこで終われないよ