ありふれたことを 適当な音で歌う作業だ 特別でもない 奥深さも何もない 足りない頭を 振り絞りできたその歌は 感じることも 思うことも何もない 深い川のほとり 探していたんだ 呑まれないように 言葉を拾い集めた 命運も行先も見えない 暗がり照らしてくれよ もうきっと未来掴むよ ありもしない思想 振りかざし歌う 感情は剥き出し 観衆は冷たく遇らう 感性を疑う 感動が薄れていくのを感じた 命運も行先も見えない 暗がり照らしてくれよ もうきっと未来掴むよ 笑ってくれ 路傍に咲いた花 鉄の花びら 根は枯れきっていた 腐った土から得た糧 燃やして生きていた