ハル

歌詞

動き出したのは 別に理由とかはなくて 合図があったわけでもないし 誰かを追ったわけでもない 用事があったから、重い腰を上げて 雑な服を着て、荷物を持った 取るに足らない戯言も アンプに繋いだなら そこまで響くと仮定して 動き出したのは 別に理由とかはなくて 合図があったわけでもないし 誰かを追ったわけでもない そうだ、忘れていたけどあんたに 言いたいことがあってさ 思い出したから、忘れないうちに 僕らが噂に流されて 避けていたあの人は 噂通りの人ではなかったよ 取るに足らない戯言も アンプに繋いだなら そこまで響くと仮定して 痛いほど晴れてたあの日まで 時計の針を戻して 長い信号を渡って そこで落ち合おうか いつかなくしてしまった オモチャのような 眠い目に映ったライトのような そんな 取るに足らない戯言も アンプに繋いだなら そこまで響くと仮定して いつか家族で笑った写真のような あの人と行った買い物のような そんな 痛いほど晴れてたあの日まで 時計の針を戻して 坂道を登って そこで少し話そうか いつか読むのをやめた小説のような 戻らない時間に手を振るような そんな いつか負ぶってもらった 背中のような そこから見えていた花火のような そんな