[Verse 1] 駅前ロータリー 紫陽花の影 笑い合いながら 滲んだポスターの夏だ カセットを指で巻き戻し 途切れた冗談繫いで 公園のベンチ 夕日が跳ねていた [Pre-Chorus] 炭酸の泡みたいに 鼓動が弾けだす 信号が青に変わる もう戻れない速度で [Chorus] 早送りの夏 ページを破って ひらひら落書き 風がさらってく 転んでも膝擦りむいても 派手に笑え その傷がいつか 君の強さになる [Verse 2] 街灯ジリジリ鳴る 汗ばんだTシャツ貼りつく 「平気さ」と肩すくめ またしくじって笑った コンビニの冷蔵ケース 溶けたアイスに夏が戻る 未送信のメッセージ ポケットで熱くなる [Bridge] 夏の終わりの匂いと ブレーキのきかない日々 夕立ちの深さに 胸の奥がざわめく 伸びた影追い越して 未完成の未来へ かすれた光に 人知れず想いが溶ける [Final Chorus] 早送りの夏 止められないフィルム 二度と来ない瞬間 切り取ろう 躓いて涙こぼしても 派手に叫べ その顔がいつか 君の強さになる