「あの子病んでるらしいよ」 どこからともなく聞こえた声 傷つくことはダメなことかい? なんてバカげてる檻の中 生きる理由もなきゃだめなのか 抱えきれなくなって 泣くのでしょう? 悩むことも許されてない こんな狭い世界から 僕らは何を学ぶでしょう 教えてほしいの 離れてくっついて 上手に牙を隠して 秒単位で変わったって また孤独を作るんだ そんな曖昧な関係で 人と違う個性ってなんだっけ? 生きた証がただ 僕はほしかっただけなんだ 僕はただほしかっただけだ (欠けてる俺ら補い合っても) (何か足りない事は分かってる) (負けないように手を取り合っても) ほしかっただけだ 今も背負い込む後遺症に 添い遂げられないようにと 殺す声が瞳でまた鳴いてた 今はまだ視界が揺らぐのにな 涙を砕いて抱いた 痛い程のこの音で 刻んだ証は 離れてくっついて 上手じゃなくたっていい 秒単位の今日だって また何度も生まれ変わるように 未解決だらけの人生だって 悪くないんじゃない? 生きた証はもう 僕の心に刻まれていたんだ