無いものを数えては空を見上げ 登る糸が垂れるのを待ち続けた 聞き齧りの言葉で足掻きを嗤い 聞き分けの良さを誇り続けた ああ いつか何かが変わる ああ 誰かが見つけ出してくれる どこかに答えがあるの? 永遠に刻む時はないと知り 終わりが来るのを恐れ続けた この足で進むしかないと知り 闇のなか彷徨い続けた ねえ 何を望んでいるの? ねえ 本当は誰に会いたいの? 答えはわたしの奥底に 振り返ればいくつもの轍 歩いてきた 回り道も寄り道も 足跡を重ねて 束ねる希望 一歩一歩歩いて行こう この先には何があるの? 行き先は無くてもいい 心根を探して 溶け合う姿 あなたに出会うまで 時に訪れる光 再び訪れる闇 それでも進む 流れる世界 終わりの日に何を想う? 紡ぐ言葉と音が どうか届きますように 混ざり合った魂を慈しみ 見下ろすのは一本の道
