ブラウン管が燃えている 僕はフラッシュバックを待っている 悲しみの雨 役柄の定め つまらない映画も見納め 「こんな夜だから 星を見よう」 だなんて君を誘ってみよう 月並みな愛の唄 僕はもう覚えていないよ 君がまだ少年だった頃 今ではもう覚えてないこと そろそろ世間にこそこそ生きるのは やめたらどうだろう なんて独りごちて 嘘ぶいて ぬるくて不味いコーヒー飲み干して それから自分自身で 見つけ出すんだって 息込んで生き急いで 誰か泣く声が聴こえるが 僕のお話じゃないみたい 終わることがない映画なんてものさ つまらないだろ エンドロールが聴こえないなら 踊りませんか 次の駅まで エンドロールが流れないなら 踊りませんか せめて バスが来るまで ぐらぐらゆれる場面転換に 似合わない甘い声 「ウォーアイニー」 君に会いにやって来たいが そこに流れているのは 渡れないや大河 ABCからXYZまで 右から左に受け流し続け フィルムを延ばすその姿は滑稽 自分勝手身勝手なOK 終わらせ方が分からない 誰も教えてくれやしなかった 死に急ぐこともできないまま 僕の エンドロールが聴こえないなら 踊りませんか 次の駅まで エンドロールが流れないなら 踊りませんか せめて バスが来るまで エンドロールは流れないみたいだ 観客たちは次々席を立っていく エンドロールが聴こえないなら 踊りませんか 次の駅まで エンドロールは見なくていいよ! 僕と 僕と踊ろう