いつから僕ら 口数も減って 歩く速さも変わってしまったのかな 「ハロー」「ハロー」 気休めに問うばかり その鍵を 失くしてみたい 眠れない夜は 手繰り寄せるものもなく 秘密も あるべき影も ひとつずつすくいあげるよ 扉の向こうへ 変わらない事はひとつもないのか 伝えたいことは忘れていないけど 「ハロー」「ハロー」 ごまかしてみるばかり 時が過ぎて 錆びついたのは 欄干やボルトだけじゃないのか そこから僕を見てて 何か見えなくなりましたか? 思い出は遠いけれど 君の声が響く方だ 指をつないで 扉の向こうへ