猫は、ずっと見ていた 事の一部始終 琴を、ずっと爪弾く 綺麗な茜色 もしも空が、青くなければ。 きっとこんなに、 悲しくなかったでしょう。 夢は、ずっと泡沫 決して現わには 決して 醒めない夢が 君に届くように。 もしも僕が 鳥になれたら… きっとこんなに、 怖くはなかったでしょう。 虚勢、狂声、強制、饗勢、狂声。 僕の事を見て、しゃがれた声聞いて いつも 叫んでた 僕だけに 飴を頂戴。 秘密、教えてあげます。 秘密は 暴かれ 白日 晒され 天地は まっ逆さま 白黒 逆回転 もしも空が、青くなければ。 きっとこんなに、 悲しくなかったでしょう。 虚勢、狂声、強制、饗勢、狂声。 僕の事を見て、しゃがれた声聞いて いつも 叫んでた 君だけは、そのままでいて お願いだから とうに気が触れた、三毛猫の老婆 いつも 泣いていた 僕だけは 君の傍にいる 傍に… 僕の事を見て、しゃがれた声聞いて いつも 叫んでた 僕だけに 飴を頂戴。 秘密、教えてあげます。