見慣れた道のりに間が差して また始まった ある日の回想 視界に割り込む青二才の薄汚れた 春の記憶 2人の馴れ初めは曖昧で 流れるように忍び逢った 私欲と背徳ぶつけあっては 打ち消す間に情が移った 君の眼差し色変わる 僕もだよなんて 嘘をはいた 行き詰まるのは知っていた筈なのに やがて僕の見栄が勝って 2人の秘密は知れ渡った 季節を跨がず幕を下ろす 後の祭り ゆきずりの愛 あれから疎遠になって 謝る手立てなくして どこかでほっとしていた僕だ 僕だ 君の眼差し色変わる 僕もだよなんて 嘘をはいた 後ろめたくて たまらないあの日々を 引きずってでも覚えておくよ 忘れるよりはマシな気がして 季節を跨がず幕を下ろす 後の祭り ゆきずりの愛 たまに出てきて背中を押す 青二才の春の記憶