綺麗な記憶だ。 汚さないようにそっと仕舞って 通れない場所なんて あの日 僕らに 存在しなかったって憶えている (歪む毎日の隙間を縫って話そう) 未来を飾って飾って飾ってまだ (歪む毎日の隙間を縫って話そう) 見ない余白を探した 振り返って崩れていく ずれていく光景 きみの声を覚えて 繰り返すよ唄って 夜空裂いていく赤い星が降下して ああ 運命を待っていたいんだ 遠い宇宙の比翼連理と 眠る意識を わたしたちは 覚えて居られないと分かって また見上げて お話の世界で 少年少女は笑っていたんだ 飛べない僕たちの 背中を持って翼をあたえていた たぶん僕たちは お話のなかで永遠だ 通れない場所なんて あの日僕らに存在しなかった 振り返って溢れていく触れていく そうして きみの声を覚えて 忘れないように唄って 夜空裂いていく赤い星が降下して きらきら煌めいた 光集めた光景が もうすべて終わってさ 尽きたときにさ 生まれ変わるこの星を僕は きっと綺麗なんて思えないから