幻だった それは既に消えかけて 残酷な人なのは 私じゃなかった あなたでよかった 届きそうで届かぬ人 傷つけ合った Ah... 凍える寒さの果てで 行き場失くした私 儚く脆く消えゆく記憶を まだ抱きしめさせて 偽りだった それは既に見せかけで 残像に縋るのは 祈りじゃなかった 理性もなかった 移ろいゆく 儚い愛 掻き集めた Ah... 伸ばしたこの手の先は 空虚な震え残して 激しく強く打ちつける風に ただ耐え抜く術を 同じ夢見て何度も呼んで 瞼に焼き付けたのに 永遠という甘い言葉も ただの独りよがりなの? 届きそうで届かぬ人 傷つけ合った Ah... 明日もあなた探して 何もない道歩く 私が手放したのはあなたで でもあなたじゃないの