歩道橋を歩く 待ち伏せる街灯 行先は決めずに飛び出した 温い空気が明日を呼んでる とっくに溢れていた 瞬き忘れる様に 乾く瞳は何も映せない そんな自分にも気付いてた いつまで耐えられるだろうか どこか知らない街まで連れて行って 思い出して 思い出して 僕が出来ることなんて これくらいしかないから 思い出して こんな日には 何処にだって歌いに行くから 即席のスタジオと 騙せる程の譜面から 僕らを透かしていく音は 奏でたくなかったなぁ いつまで耐えられるだろうな あのね、本当は、 ずっとここにいたいんだよ。 音攫って 立ち止まって 僕が持っているものは これっぽっちの歌だけ 思い返して こんな日こそ 何処に居たって見つかるように 藍色の傘に燈を灯して 昨日と同じ朝を照らしてゆく 思い出して 思い出して 僕が出来ることなんて これくらいしかないけど 思い足してこんな日も波打つように 何処にだって歌いに行くよ 歩いても 歩いても 変わらない景色に 僕らはまだ 諦めきれないの 歩いても 歩いても 変わらない光を 見失わないで進もうか