ドキドキする理由は ちょっとイイ感じの子が こっちを向いて 微笑んでいるから 「可愛い」って言いたい 今日の着崩した服も でも空回って 途切れ途切れさ 油切れのロボットみたいと笑う君に 一矢報いたいと思うけれど まだ 僕の恋愛経験値じゃ 君の心 解き明かせなくて… そっと触れようとして 伸ばした右手は虚しく スッとすり抜けていく 空気をかき回しただけ もしも届いたって 余裕の笑み 浮かべそうな 君に近づきたい 「時々行くカフェが ちょっとイイ感じだから…」 目も合わせずに ぶっきらぼうの声 「カワイイ」って言ったら きっと凹みそうだから ニヤケそうな顔をこらえてるの 精一杯の勇気を出して誘ってくれた キミのことをステキだと思った ねえ 耳を澄ませば聴こえるかな? 私だってドキドキしてるよ だって 紅茶派なのに 無理してコーヒー飲んだり ヘンにオトナぶっても 何にも良いことないのに ダマしてるわけじゃない 演じてるの! キミに見せたい 理想の私を 「えっと、紅茶派だよね…?」 突然 見抜かれて跳ねる そっか 知っててキミは 紅茶の美味しいお店に… フッと力の抜けた 笑顔が可愛すぎたから そっと呟くように告げたら 真っ赤になったね メニューにオススメの 「りんごタルト」 一緒に食べよう デートはこれから!