通りを走る雪のてぶくろ 硝子には氷の木の葉 ぼくは暖炉で手紙を燃やし かじかむ手 息吹きかける 遠のいてゆく冬景色 その真ん中にぼくがいる 宵待ち雪ちらちら 時計の針が嘘を縫ってる 宵待ち雪ちらちら 針千本のいたみとんでけ この悲しみに弓をあてれば ヴァイオリン 胸で泣いてる とれかけていた上着のボタン ちぎったら何か終わった 紅茶茶碗にレモンの輪 その真ん中でぼくは泣く 宵待ち雪ちらちら 君が壊した未来の破片 宵待ち雪ちらちら 朝になるまで降り積もるかな 宵待ち雪ちらちら 時計の針が嘘を縫ってる 宵待ち雪ちらちら 宵待ち雪ちらちら