不思議なアメジストの波 あなたは三日月めがけ 飛び魚になる 私は濡れた岩の上 髪を梳きながら 泳ぐあなたを見てる 密蜂のようにはしゃぐ胸 ああ 月夜のドルフィンの 背につかまり 透明な水の底を旅したい 人魚の竪琴を 弾いてあげる 船乗り惑わすという あの古い歌を 葡萄酒みたいな微風が 冷たいあなたの心 酔わせてゆくの 私を見つめる眼差し 宝石も焦がす熱い 瞳の炎 海に咲く薔薇の花粉たち ああ 月夜のドルフィンと 戯れたら 水中の楽園まで潜りたい あなたのクロールは イルカみたい 母なる海に抱かれて 今 幸福そう 私は未来の果樹園 喉が渇いたら 甘い林檎でも ああ 月夜のドルフィンの 背につかまり 透明な水の底を旅したい 人魚の竪琴を 弾いてあげる 船乗り惑わすという あの古い歌を