おばぁの涙ホロリ 深いシワを辿り落ちる 遠く悲しい記憶 震えるその胸に 思い出さない日は無いと 静かに語りはじめる 黒い砲弾が嵐のように 青い空を隠した 生まれて間もない我が子を この腕に抱いて暗闇走る 息を潜め 声を殺して 必死で守った命 耳元を掠めた風が 家族の命を奪った 梅雨空の下 冷たい雨に 儚く消えたよ 見えない影に怯えて 深い悲しみに傷ついて 何故生きてる 何故に生きてる 命の理由を探し あの日の記憶とともに 平和を願う 何故に戦う 何故傷つけ合う おばぁの涙ホロリ 深いシワを辿り落ちる 遠く悲しい記憶 震えるその胸に おばぁの涙ホロリ 深いシワを辿り落ちる 遠く悲しい記憶 語り継ぐ勇気 震えるその胸に