歩く足を止め 記憶を辿ってみる ビルの隙間から 空を見上げて なにを目指して なにを見失なったのか つかぬ思いに 時も止まった 行ち欲さや 行ち欲さや そちらは今日晴れてましたか 行ち欲さや 行ち欲さや 変わらず過ごしてますか 何気ない日々と 見慣れた景色の 中にあった大切なこと "私"を教えてくれる 愛おしい君よ 読みかけの本にも 聴きかけのあの曲にも 全ての物語に 希望を足してみる 行ち欲さや 行ち欲さや 電話越しに教えてくれた 行ち欲さや 行ち欲さや 心に光るオリオン座 今でも慣れない 夜空の色に 覚えた距離と淋しさと せわしいこの街で 愛を歌ってみた 小さな蕾が 花と咲く季節がくる 赤色の鳳仙花 私も歩き出そう 君に誇れる日々へ