パパの帰りを待って睡魔と闘う 君にはもう会えないんだな ママの姿が見えないとわんわんと 泣き出す君にはもう会えないんだな それでもこれからの君には会える 「昔は可愛かった」 だなんて今の君を否定したくない なのにね、 小さい手にまた会いたくもなるから 「今だけ」 の輝きをせめて見逃さないように たどたどしい手紙も、 おやすみのバイバイも、 お腹を抱えて笑う声も、 全部が宝物だったよ たとえ手が放れる日がきても、 いつだってパパは味方だよ 君がいてくれて幸せだよ、 また違う人生を歩けている 理想の父親にはなれていない葛藤も 君が胸に飛び込んでくれたら 忘れられたよ いつか夢中で追いかけた ワンワンにもう興味がない 君からパパだけがあの日に取り 残されている それどころか隣にはもう 他の誰かがいるのかな でも、それでいいんだ、 パパがママに出会ったように 君がいてくれて幸せだよ、 人生を楽しんでね 君のこれからが美しいものを探す 旅でありますように いつか君自身で見つけた宝物を 見せてほしい そのストーリーを聞くことこそが パパのきらきらなんだよ