冷たい空の果てで 乾いた風がまた頬を撫でていく あれから時は経って 輝くこの場所に帰る 夢を見てるの あなたといる夢 木漏れ日の記憶を掻き消す 吹雪 開いた 静かに開いた花が 確かにこの手にあの日のように 重ねた 手のひら重ねた 空へ届けと 冷たいこの手に 冷たい雪が あなたの代わりに降り 積もっていく…逢いたいよ 爪弾く心の弦 あなたと過ごした想い出 春の季節に はじめてつないだ 手と手の温もり忘れない ずっと 煌めく季節は 煌めく星に流れて消えてく 丘の向こうへ 祈った 一緒に祈った世界は霞む 悲しい 笑顔が 悲しい 涙あふれて 零れて 雪に混ざって…春を待つ 溶けた雪は 川に流れ 街へ 夢を見てるの あなたが消えるの 花のつぼみは待ってる 咲く時を まだ 開いた 静かに開いた花が 確かにこの手にあの日のように 重ねた 手のひら重ねた 空へ届けと 冷たいこの手に 冷たい雪が あなたの代わりに降り 積もっていく…切なくて