覚えてたいな、銀幕に 見惚れたままの君のこと。 余白に沿って歩いてく。 あらすじは意味ないと思うから 理想や思想を眩まし 見たくないものは見なくていいと 思う 割れそうな思いに秒針刺さって また読めなくなる めくっても、めくっても 君に言えなかったことばかり なぞったり、呟いても 馬鹿馬鹿しくて ふらふらふらしちゃう。 光溜まって萎むたび 現実は明転してくこと。 白けたって、構わずに 輪郭がぼやけてく。 繋いでも解けても 星は離れないように見えて 近付くと離れていく 闇雲がかって君が見えなくなる。 めくってもめくっても 一人、変わりない季節の前で なぞるまま、書き止めた。 覚えているね。 どれだけ巡っても巡っても まだ板付かない暮らしの袖に 君がいても届かない。 暗転しちゃう、夢なら会えるかな。