雨粒がやさしく街をなでた はじまり 手のひらに浮かんだ まだ知らない島へと 風が変わった朝 雲の隙間から差す光 小さな背中が 空を見上げていた 砂浜に散らばる 欠片たちのささやき 拾い集めた想いを ひもで結んで飾る 笑った顔と 南風の表情 記憶がそっと色づきはじめてた 雲を突き抜けて青がとめどなく 広がる 真っ白な絨毯をくぐりぬけて見えた 景色 エメラルドグリーンの水平線 濡れた足で 駆けてく 君と 波打ち際で光の粒がはじけては 消えた 空に浮かんだ橋で風が 歌っていたんだ それはドライブで聴いた最高のBGM 更に君の笑える バカげた傑作のメロディ 重なり合ってループしてんだ 頬が赤らむ 17エンドの日差しで そして鼓動は それ以上 灼きつくされて熱くなる コバルトブルーの宝石を 見つけ出す冒険しよう 日が暮れて命のさんざめきが 夜の終わり告げた この島で最後の夜空を見上げ またたく星にそっとささやいた ひそやかに夜のページをめくる 胸に閉じ込めた光 永遠に エメラルドグリーンの水平線 波打ち際で光の粒が 帰り着いた空港のロビー 「また行きたい」って涙が溢れ 2度と同じストーリーは描けない だからこそ胸に だけどあえて言うよ また行こうね 新しい旅へと