牛乳キャップが転がる。 それだけで笑い転げた。 思えば何がおかしかったのか。 あぁ、只ただ楽しかったのか。 給食が学食になって、 麦茶は牛乳になって、 学食はおつまみになって、 牛乳はお酒になった。 奇跡みたいな軌跡だ。 なんて安い言葉も、 せめて今日だけは。 おめでとう。これで伝わるかな。 お前には捻くれた言い回しなんて 別に要らないや。 誕生日。でかいぬいぐるみ。 旅行の度に増える内輪ネタ。 これからも増やしていこうぜ。 あぁ、 もちろん邪魔にならない範囲で。 小さい頃から知っているから、 小さいことまで知られている。 隠せる気がしないことが こんなに心地良いなんて。 欲しい言葉をいつもくれる。 僕を作りあげた人の一人なんだ。 だから、 送るものも迷わないで済むよ。 おめでとう。これで伝わるよな。 お前には気取るのはなんか 気恥ずかしいんだ。 知られ過ぎているから。 もういい大人になったな。 確かに子供だったよな。 しょうもなくてさ。 知らないうちに 知りあっていたことが 運命の証明なんだ。 おめでとう。これを伝えたいんだ。 お前は、人を愛せるから。 大丈夫だから。 保険みたいに何度も 言わなくていい。 一度で伝わる熱をお前はちゃんと 持っているから。