もたれた 部屋の隅 6畳半が嫌に広い 送りそびれたままの‘またね’ あの日とリンクして焦げついた なんでも言ってよ いつでも側にいるよ たったそれだけで それだけで 違っていたかな さよなら、もう君を知れない 朝靄に溶けてく時間と 焼きつくあの群青 二度と帰らない 解っていたはずなのに まだその目をみれない 移ろう、青から 西の空は赤に染まっていく 汐風がちょっとしみただけ かすみがかってゆれた地平線 君の’大丈夫’の信用度は0に近い かっこ悪くていい ひとりになんてならないでよ さよなら、もうきみを知れない 鈴なりに散っていった波とうずめた 感傷 二度と戻らない 解っていたはずなのに もうその手をとれない 失くして、みつけた本物だって 行き場をなくせばただの 身勝手だった ほら見てよ、すぐそばに 裸でいられたら さよなら、もう君を知れない 寄りかかる 肌の温さに君の陰を知った さよなら、もう解ってる 解っている さよなら、もうきみを知れない 朝靄に溶けてく時間と 焼きつくあの群青 二度と帰らない 解っていたはずなのに もう君はいない
