月明かりに

歌詞

寝静まった街に電波塔の赤が 浮かんで 待つ人もいない 横断歩道 白線を飛びこえて向こう側に 舗装途中の すこしの段差に躓いた 抜け殻になった身体は 気持ちばかりいつも前のめりよ 理想の自分を語るほど 思いが薄まっていくようで からっぽの振りして笑った 何も見つからないの、と 繋がった星を瞬きの合間に切り 離して 昨日のあなたに会いにいく 凍えた心が解けて包まれていく 今夜は月が眩しい 寄せては反す 人波にただ埋もれて 電車を待つ ホームのベンチ 行き交う 靴の群れを眺めてた 画面の中でキラキラ輝いた風景は 目を凝らしてみればみるほど 継ぎ目だらけの服みたい 誰かの期待に添えるように 並べた綺麗ごとの数々を 本音の振りをして笑った そこには何も無いのに 繋がった星を瞬きの合間に切り 離して 昨日のあなたに会いにいく 凍えた心が解けて包まれていく 今夜の月は眩しい 何気ない言葉の意味もわからない、 わからないまま 息を正した 坂の途中で ただ、頭の片隅 あなたが笑っていてくれれば それだけでいい 繋がった星を瞬きの合間に切り 離して 昨日のあなたに会いにいく 凍えた心が解けて包まれていく 今夜は月が眩しい