小さな手が何か また今日も作り出しているよ 散らかったその上を 新しく散らかしていく 悪びれた顔もまだ様にならないのに 通りすぎた場所にまたたどりついた 何もかもがあふれて その中に隠れた 小さな目が何か また今日も思いついているよ 知らないうちにいつも ゆっくりカゼをひいていく 口ずさむのは 今この時だけのメロディー 四拍子の中にみんな詰めこんだ 何もかもがあふれて その中に何か隠れた 何となく空をあおいで 子供じみたこと考えていた 小さなキズの中を 誰かがほら覗きこんでいるよ 名前のない気分 いくつも持てあましている うわの空で誰かと 話し合いながらも 懐かしい未来を 思い描いていた 何もかもがあふれて その中に何か隠れた 寝たふりをしてたつもりが いつの間にか深く夢の中へ そして何もかもが ただ何もかもが