赤い果実を飲み干して 踊る君は無邪気に笑う 触れ合った指先から 通う血が咲かせた花弁 アレが欲しいとか コレが欲しいとか 全て与えられて 愛を知ってる癖に 絡まる二つの魂は 巡り巡り、踊り踊る 首元結えた赤色は 呪いのようにはためいた 甘い林檎は如何でしょう? 君の知らない蜜の味 アレもコレも僕のもの だけど足りない、こんなモノじゃ 消えた灯火 伴奏(うた)は止み 愁いの花は円舞曲(ワルツ)と共に 醜く咲き誇る 空回る二つの魂は 巡り巡り、踊り踊る 鐘の音奏でる輪舞曲(ロンド)は 花嵐(あらし)と共に散り落ち消える