曖昧で消えてしまいそう 僕らの不安定な声を 誰かが見つけてくれたんだ 長い夜 暗闇だ 思いに潰される まだ明けない つまらないな そうやって何十回もきっと どこかに忘れそうになった 夜風がそっとふわっと 頬を撫でていく 一切の不安も捨てて 歌にした想いは色づく 晴れた雲に手を伸ばした 今空に歌う ほら 無色透明だった声がいつか 誰かに届けばいいな 遠くに描いた言葉の温度 紡いだ夢を 蜃気楼のようにボヤけていた 僕らはまだここに居る そんな歌をこんな声を あなたが聴いてくれたんだ 愛想笑いはもうやめたんだ 僕が観たい景色は違って 目の前で咲く未来が 少し滲んでさ ああ ねえ 夜が明けるね 過去も憂いも 見えないや 見えないや 無色透明だった声がいつか 誰かに届けばいいな 遠くに描いた言葉の温度 紡いだ夢を 蜃気楼のようにボヤけていた 僕らはまだここに居る そんな歌をこんな声を あなたが聴いてくれたんだ