ちいさな ちいさなちいさな星に 落ちて 僕は、ゴーレム 深い霧におかされ 何も見えない 怒号がこだまする 足の下で、何か、ひしゃげる 僕は、ゴーレム 雨雲は打ち寄せる波のよう 石畳を踏み砕き歩く 君にうまくさわれないよ 僕の体大き過ぎて 君を押しつぶすだろう (招かれもせず、パーティーへ) 銃口を、下に向けないか? 銃口を下に 下に 銃口を下に向けてくれないか? 僕ら、いい友達になれるはずさ 君のうちを壊してしまってごめんね 銃口を下に 下に (この右手は絶対に開くもんか 大事なもの、ここに) 命より大切なものありますか? 命よりも抗いがたいもの ありますか? 命よりも (屋根の群れ、 綺麗綺麗綺麗綺麗綺麗綺麗綺麗) 銃弾に崩されてゆく皮膚 かすかになつかしいうたが響く 悲しくなどないけれど 月の輪に手を伸ばして そっと顎を乗せる 天使よ きこえてるなら きこえてるなら この右手を 切り離して 滑車をつけて あの線路に放て