埃に 誘われて 私は 開けるのさ 錆びている 繋ぎ目を 素通りして 踊るのさ いつか未開の場所に慣れて めまいがしていることを忘れ 誰かもわからなくなる 知らない影に 飛び込み 灯を待ち 集って 無い風に揺られ ふるいにかけられ うるさい中で 睨むのさ 瞳に崩れて 添わず目を伏せ思っていよう 最強の棘で撃ちこめ 軋んだ 部屋に 私は 乗り込むのさ くすんでいる 産声を あやして歌うのさ いつか未開の場所で話し 目が眩んでいることを忘れ ピントが合わなくなる 恐れたままで ただ先を眺め そうだ 理想に吹かれて 隣に目をこらして探しても無駄 向こうには 何一つ無いでしょ 抱き留めていたい 残された光 そうだ 椅子に崩れてさ 読まず 目を伏せ黙ったまま 生きいそがずに。 流し聞いていたもの 立ち止まって熱を吐こう