砕けたこころを何と呼ぼう あなたに似た名がいい きっとそうだわ 弾けた瞳を何と呼ぼう あなたに似た名がいい きっとそうだわ "愛おしい" その声が枷に 錠なんてとうにないのに 他愛ない思い出が 他愛なくなるように 願えど また苦しみの焼き増し繰り返すだけ 指をかけた未来 柔い感触が消えず あたしの居ない日々の不幸を呪う。 …不道徳かしら。 不揃いな生活の隅で 傷痕を愛で あなたに贈りたい 愛し 愁い 慈しみ 憂い 恋し 心沈み 陰る態 その不埒が作り上げたあたしが あなたを憎めますように 砕けたふたりを 何と呼ぼう あなたに似た名がいい きっとそうだわ 弾けた未来を 何で燃そう あの女(ひと)へのネガが もう届く頃 他愛ない思い出が 他愛なくなるように 願えど また苦しみの焼き増し繰り返すだけ 違えたいことばかり あなたの幸せなど 指をかけた未来 柔い感触が消えず あたしの居ない日々の不幸を 呪(まじな)う。 不道徳と蔑んで、憎んで、恨んで! …ああ、やっとお揃い。