午前2時 忽然と露(あらわ) 瞬きより頗(すこぶ)る刹那 聞こゆるは己の叫喚 産声以来に必死で 束の間にしちゃ長い遊戯 迷走の果てスリップ 何処へ行こう 「言う事聞きなさい」母の口癖よ 東京ナイトに黄昏 忙(せわ)しい十字路 責めて信号の色を観て その反動で 其の真逆 流石にノックダウン 覚悟は前夜にリンクして 刻々と何食わぬ顔してどうにか繋い でた 全部全部施錠して 忘却の彼方へとキック 未だ少しわたしを縛るけど 深呼吸で誤魔化す 東京ナイトを擦り抜け 醒ます記憶 全て満ち引いていく迄は 前を向いて 其う成る時迄 此の瞬間迄 タイムリミットは疾っくに過ぎてた 東京ナイトに黄昏 忙(せわ)しい十字路 責めて信号の色を観て その反動で 嗚呼 選ぶ次の交差点