すれ違う人の背中を振り返りざまによく見てしまう うっかり落としてしまった昔の君じゃないかと思って アドレス帳の名前たちかつては仲良しだった人々 その時だけは幸せで随分不義理をしてしまったね あの頃俺はだめな男で 羽ばたくふりばかりしていたな 住み慣れた街が変わる、誰かがドアをノックする 長い別れのために書かれた短い手紙が届く 人の流れも変わったね、もう昔の顔が見当たらない 仲良しだった君の家、今は空き地に変わってしまった あの頃俺は嫌なやつで 飛び立つ真似ばかりしていたね 古い街が壊され、思い出も更地になった もうじき新しい人が来て俺はまた交わってしまう 住み慣れた街が変わる、仕方のないことだけど 愛していた日々の二人には戻れない今日の二人は 錆びついた鏡のような、こころに映る君の影 何処までものびる君への想い、影踏みが今日もまた続く 住み慣れた街が変わる、誰かがドアをノックする 長い別れのために書かれた短い手紙が届く