光の海を越えて 羽を休める鳥たち 窓辺 さえずり 思い出話する 少し忘れかけてた 気にも留めない 普通のことが いま懐かしい 日常が牙をむき 本性現す とりたてて 特別じゃなかったはずなのに なぜ わたし 太陽の陰り 雨降り濡れる砂を イメージの泉に浮かべてる あこがれ スカートの裾を リズムの波に乗っけて いつか踊ってみたい 夢見ていいかな また次の旅支度 騒ぎ始める鳥たち 瞳 次の目的地が映る どうかその背に乗せて ここから連れ出してほしいけど 声届かない こんなふうにいつも 見上げてるのに 青空は黙って 答えてさえくれない でも わたし 蜃気楼の海 揺らめく珊瑚礁を 深呼吸の陰に生み出すよ それから 波の音聞いて 靴なんかもう脱ぎ捨てて 地平線と走るの 夢見ていいかな わたし 太陽の陰り 雨降り濡れる砂を イメージの泉に浮かべてる あこがれ スカートの裾を リズムの波に乗っけて いつか踊ってみたい 夢見ていいかな