世界は甘くないと知る瞬間に 僕らは 大人のふりができるようになる 二秒間目を凝らして見えた未来は 思い描く理想たちに微熱を残してる 本当も嘘もない 本当妄想もういいから 八月の風に吹かれ 時はまた僕を追い越してく 花になって蝶になっても 届きそうもないから せめてあなたのいる場所へ 僕を届けて 握っては離してるその両手と 使っては 捨てられていたあの日の覚悟と 暗闇で眩しい画面の奥 僕はまた説明を求める 暗闇で激しい洗濯機の音 僕はまた説明を求める 八月の雨に打たれ 僕らはまた問いを探してる 怖くなって足すくんだって 風が届くなら 答えを求める必要はない 八月の風に吹かれ 時はまた僕を追い越してく 花になって蝶になっても 届きそうもないから せめてあなたのいる場所へ