「晴れた日は海を見に行こう」 そう照れて笑う君も 潮騒の風に融ける 声、此岸にはない 揺れた髪 心さらって 取り返しつかない過去も 寄せては返すように 波、運んでいく 漂う渡り鳥 静寂が佇む いっそどこかへ 遠くの果てまで消えられたら 穹高く羽はためかせ 安楽になれるの?(Ha…Ah…) 眩しすぎる水平線でも目を閉じれば 救われたい弱さ 受け止めてくれるかな そんなこと気にしないでと 手を重ね合わす刹那 優しさが胸を刺すなら いらないと逃げた 想いが還る前に 今ここで飛ぼうか ゆらり揺蕩うこの哀しみごと 鎮まるなら 打ちつける 波間ではなくその胸だったのに (Ha…Ah…) 雲からこぼれる陽の階がもう 消えはじめた 間に合わないのなら 見棄ててもいいんだよ 誰かに誇れるような物語を 生きることなく このままあっさり消えて あっさり終えてー クリナムを抱いて 別れを告げ光に跳ぶ 迷い断つこの私に囁くのは誰? (Ha…Ah…) 夕闇に沈む鼓動 瞼の裏 浮かぶ影が 救われたい弱さ 受け止めてくれるだろう (Uh…Ah…Ah…) (Uh…Ah…Ah…) (Ha…Ha…Ha…)