拝啓 悲しみの向こう側 静かに物語が流れる河川敷 膝を抱え 聞こえてくるのは あの日、あの時口にした 懺悔の言葉 今日の日はさようなら また逢う日まで そんな当たり前ですら 信じる事ができなくて 一日の中でもっとも 胸を締め付ける時間が近づいて また願いだけが 木魂する 染まっていた 映る全てが 伝えるなら 沈みゆくまでに 二つ伸びていた影とか 使い古した言葉も ありふれてて何処にもない 気づけば真っ赤に 染まっていた 君の横顔 伝えるなら 沈みゆくまでに 浮かべ消えた言葉 幾度となくループした 並べ数えるだけじゃ 二つ目の太陽が 沈み消えてく 音もなく 光もなく 失望の底は奥深く わかっていた筈なのに 答えは夕闇よりも儚いのに 足枷になるその笑顔が 閉ざした心を導くなんて 矛盾してるだろ? そんなもんだよ、人間なんて 昇り沈み 夜がくれば サヨナラ 時が過ぎてそれでもまだ変わらず あると信じるなら… 染まっていて 遮光が照らす 変わらない臆病さを 伝えるから 沈みゆくまでに 浮かべ消えた言葉 幾度となくループした 並べ 選び放てば 三つ目の太陽が 沈み消えても 沈み消えても…