誰にもわからないように きみは涙ながしている この手で何を守れるか ぼくは ぼくに問う 摑もうとする度 手をすり抜ける きみの心は綺麗な魚 手に取ろうなんて そもそも間違いなんだ 海の底きみは泣いている 気が遠くなる程の 確率で出会えたことを 何回も何回も 涙を見て思い出す ぼくにもわからないほどに きみはぼくを想う きみが笑えば ほら ぼくも嬉しくて笑うよ 優しくなる為に自分差し出せない ぼくはずるい貝みたいだな 見つめられたその瞳に写ったぼくは 今どんな顔しているだろうか 怒ることもなく 赤い目ですます きみにうつむいて情けないぼく 言葉が間に合わない 心が追いつかない 速さの気持ちが泡になる 言えなかった「ごめん」を 泳ぐきみに口づけ 息をする ぼくだけにわかるように きみは涙ながしている ぼくの全てを守らなきゃ もう逃げないよ 今心がわからないほどに きみとぼくは想う きみと笑う日々がぼくの 全てなの 全てを見つけたの ぼくもきみを想う ずっと