目と目が重なる一瞬が 「永遠」を僕に手渡した 肌寒い空の快晴が 春風に溶けてゆく 真っ白な病室に塞ぎ込んだ 震える体がうるさくて もう 下手な同情や見舞う優しさも ただうざったく感じたんだ よろけて手をつく君は笑っていて 見てらんないよ いつか、いつか、良くなるって 変わらない顔で君はいつも ああ、 どうせ無駄って決まってるのに! 君が愛するこの世界で 僕は、僕は、笑えてるかな まだ、答えは出せそうにないけれど 少しもがいてみようかな どれくらい日々が経ったっけ? あれから僕たちは。なんて 数えるくらいに淡々と 時は流れていく いつしか 僕の絶望はどこかに消えてった なのに 君と願った未来だけがまだ 気泡になっている 僕が愛するこの世界で 君は、君は、笑ってるかな ただ同じ空を見上げていたくて 君の隣にいたくて 手と手が重なる一瞬に 「永遠」を強く願った 生温い君の体温を 見失わないように ああ、焦りだしていく心臓が 全身を強くノックする 僕は きっと... ああ、また今日が終わってしまう 君が愛するこの世界で 僕は、僕は、笑えてるかな 君が愛したこの世界を 全部、全部抱きしめるから まだ心は追いついてないけれど いつか君を 迎えに行くから