パッと開く火華 散る夜に うつる景色 目覚めたように はやる鼓動 緩やかに すれ違うたび 苦い記憶 迷い連なって 触れない影 こんなに感じてた 日差しの熱 離れて ねぇ、今 何を思うの? パッと開く火華 散る夜に 眩い色を攫う 最後の風 爆ぜる想い もう目を逸らせない 気づいてしまったの "また会おう"は ふたりにはもう似合わないね 揺らぐ蜃気楼の中 渇く空気 頬掠めて いつしか見失うほどに 遠く離れてた 君の場所 どんなに信じても 果てを知った心で ねぇ、 何処に向かえばいい? パッと開く火華 散る夜に 解けた赤い糸 吹き飛ばした風 爆ぜる想い もう目を逸らせない 分かっていたから "また会おう"は 今日からはもう言わないように 戻れないよ 私 君と越えられない季節を 見つけてしまった 咲き続けられない花は 煙る空の向こうで消えるまでの刹那 パッと開く火華 散る夜に 眩い色を攫う 最後の風 爆ぜる想い もう目を逸らせない 気づいてしまったの 終わり告げる ただひとときの夏 パッと開く火華 散る夜に 解けた赤い糸 吹き飛ばした風 爆ぜる想い もうこの先はない だから"また会おう"は ふたりにはもう似合わないね 夏の空 散る夜に