友達が笑った 私の口ずさむフレーズ 歌詞が違うよって 冗談みたいに でもその言葉が なんだか愛しかった “ずれてる”私は たしかに私だった 誰かの正解をなぞっても 胸が鳴らないなら それは私じゃない 間違えたまま覚えた歌詞みたいに 不器用だけど まっすぐな音で ねぇ 笑われたっていいんだよ これは私だけのラブソングだから 流行りのメイクも 流れるトレンドも どこかで試したけど しっくりこなかった 似合わない色にも 私の理由があって それでいいって やっと言えた気がした 誰かの“普通”に合わない日も ひとつの個性だって 信じたい 間違えたまま覚えた歌詞みたいに 完璧じゃなくて むしろちょうどいい ねぇ 遠回りなハーモニーで 私だけのメロディを奏でよう ズレてることが怖かった日々も 今はちょっと いとおしく思える 間違いじゃなくて、違いだったんだ そう気づけた今なら ちゃんと歌えるよ 間違えたまま覚えた歌詞みたいに そのままでいい 誰とも違っていい ねぇ この不揃いなリズムさえも 私らしくて ちゃんと響いてる これが私のラブソングなんだ
