身体を撫でる 雪とひとつになりきって 溶けていく夢をみている 入り込む空風とひとつになりきって 巻きあがる夢をみている 外側にいる人の目を見つめてると 時々ぞっとするような 底冷え 心を許す人たちとは横並びだから いつのまにか忘れてる 夢みてたことも 花曇りを掴めそうな残り香を 追いかけて 鼓動が近く遠くなってく どうにもならない 溶けきらない雪を見て 日陰の隠れ家を あらためて知るけれど ふいうち あなたの瞳を覗くと 柔らかな熱が宿っていたりして ちょっとだけ 泣きそうだよ 身体を撫でる雪が溶けていったの まわりまわってくんずほぐれて ここにまた還ってくる だから足跡をつけた 夢みたい