Track byLoulou Parasom
言葉の端にひっかけて ぶらさがる心根 ひとの頭が覗けても わたしは見ないかな あとに残したすべて 匂いや形でおぼえて、 おぼえているだけ ああ つらつらと揺れる素足 見下ろしている夏の指先 過ぎ去るものは数えていないの ああ 湯船に浮かぶ花の種類 知ろうともしないまま 冬がふくらみ、凍て風が 頬をはたき先へゆく 光も陰も矢のように わたしをおいてゆく