おれたちゃ船乗りネズミ でっかい海が ふるさとさ 静かな暮らしは ごめん カビがはえちまう かわいい あの娘の涙でも ヨダレが出そうな チーズでも おれの心は とめられない バイバイ あばよ おれたちゃ船乗りネズミ 七つの海が 恋人さ [おい、そこの二人、 こっちへ来いよ。] [見慣れない顔だな、名前は。] [おれはガンバ。] [マンプク。] [どこから来た?] [おれたちは町のネズミだ。] [へえ、道理で おとなしくしてると思った。 仲間に入れ、楽しくやろうぜ。] おれはイダテン 自慢の足で ちょいと走れば 時速100キロ 力でくるなら 相手になるぜ 怖いものなし 名前はヨイショだ 右手に握った ふたつのサイコロ 丁か半か! おいらはイカサマ ぼくはバレット ダンスのチャンピオン ぼくが踊れば みんなうっとり おれたちゃ船乗りネズミ 広い世界が 庭なのさ 汽笛が“おいで”と呼べば 走り出しちまう かわいい あの娘の涙でも ヨダレが出そうな チーズでも おれの心は とめられない バイバイ あばよ おれたちゃ船乗りネズミ 七つの海が 恋人さ