[ガンバ、やっぱり、 帰ってきてくれたのね。] [潮路、戦いは終わった。 これから昔通りの生活が 始まるんだ。 ゆっくりお休み。 こんど目をあける時は、 君も前のように元気になって、 あの美しい草原を駆け廻るんだ。 イタチは全滅したよ。] [わたしは、あなたが、 帰って来るって信じていたわ。] [いいからお休み。 目が覚めたら、ゆっくり話そう。 ぼくが岩の上で言い残したことも、 もう、言えるから。] [ガンバ、本当にありがとう。] [潮路! 潮路!] [ガンバ、もう何も、 言わなくとも、 わたしには、分かってるの、 さ、よ、な、ら。] [潮路! 潮路!] おやすみ静かに 夢を見て 海の子守歌 聞きながら どんなに遠く 離れても 青い波が ぼくの歌を 運ぶだろう おやすみ ぼくは忘れない キミのほほえみを その声を 寂しい夜は この島へ 帰ってくるよ 夢の船で きっとまた