揺れたハンカチの匂いにつられて 君の濡れた肩を拭い塞がる その手で選んだ事ばかりだけれど 弱音の一つくらいは吐かせてくれ 誰かを羨んでは 見失う物ばかり数えてる ここじゃない違う場所で会えたら 懐かしい声を聞かせて欲しい いつかの涙も 笑い飛ばすくらい 広い世界の中で僕ら 明日や明後日に 縛られ続けては 廻る生活に 攫われてった二人の日々を 奪い返すのさ さらば愛しき面影よ どうか忘れないでいて いつかの涙も 笑い飛ばすくらい 広い世界の中で僕ら 理想や噂に 付き纏われては 失うものばかりの日々を どうかその鉛で 撃ち殺してくれ 手と手合わせては 確かめるように触れた孤独も いつか僕ら 失くしてしまうらしい いつかの涙も これまでの事すらも全部 ただ嘲笑ってくれ